前回にひき続きOfficeソフトでマクロを実行するボタンを追加する方法を紹介したいと思います。
その2はPowerPoint内で完結する方法。
実行可能なマクロが入った2007以降のOfficeファイルがあればすぐできます。
今回はPowerPoint2010で説明します。
手順
- リボン左端にある"ファイル"から"オプション"を選択
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オプション画面の"リボンのユーザー設定"を選択し、"新しいタブ"選択
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"新しいタブ"と"新しいグループ"が作成されます
- 次に左側の"コマンドの選択"のドロップダウンリストの中から"マクロ"を選択
- すると開いているPowerPointファイルの中にあるマクロが表示されます
- ボタンとして表示させたいマクロ(ここではプレゼンテーション1の中に入っているsampleというマクロ)を選択し、"追加"をクリック
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新しいグループの中に"'プレゼンテーション1.pptm'!sample"という項目が追加されました
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"OK"を選択してオプション画面を閉じると、リボンの中に"新しいタブ"が増えています
- その中のボタンを押せばマクロが実行されます(sampleというマクロは"もめんです"と表示するだけのマクロ)
その他注意点とか
- タブの名前、ボタンのデザインは手順の中にあったオプション画面で変更できます
- マクロを実行するボタンは既存のタブには追加できません
- マクロが入っていないファイルにもボタンは出ますが、マクロが入っているファイルでしかマクロが実行されません(詳細は後述)
手順は以上になります。この方法はなんといっても簡単です。すぐできます。
でも、この方法でボタンを追加した場合、マクロが入っていないPowerPointファイルにもボタンが出ますが、下記に条件でしかマクロが実行されません。
- マクロが入っているファイル
- マクロが入っているファイルのコピー(ファイル名を変更してもいい)
- マクロが入っているファイルが開かれている状態で、他ファイルでボタンを押す
つまり大本のファイルを開いているか、コピーしたファイルでないとマクロボタンが動かないということです。
自分一人で使う、使うマクロが限られている場合は、その1に比べてこの方法が楽でいいと思います。