今回はOffice2007以降でカスタマイズしたリボンのボタンアイコンを変更する方法を紹介します。
リボンのカスタマイズ方法についての詳細は過去記事をご覧ください。
マクロを実行するボタンを追加する方法(その1) - もめんの格闘日記
過去記事で説明した方法した場合、customUI.xmlというファイルを編集していくことになります。
ではプレゼン.pptmというPowerPoint2010ファイルを例に説明します。
手順
- リボンをカスタマイズしたプレゼン.pptm用意
- ファイル名の末尾に".zip"を追加し、"プレゼン.pptm.zip"に変更する
- 右クリックし、"プログラムから開く"で"エクスプローラー"を選択
- 開いたフォルダ内の"customUI"フォルダを開く
- "customUI.xml"を一旦デスクトップにコピーする
- コピーしたファイルを開く
- 下記コード内のimageMso="HappyFace"って箇所のHappyFaceを好きなものに変更する
- どんなアイコンがあるのかは、下のサイトとかを参考にして頂くか、imagemso galleryでググってみて下さい。
Office 2013 アイコン一覧(W) | 初心者備忘録
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<customUI xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/2006/01/customui">
<ribbon startFromScratch="false">
<tabs>
<tab id="Tab1" label="タブの名前">
<group id="Group1" label="グループの名前">
<button id="Button1" label="ボタンの名前" imageMso="HappyFace" size="large" onAction="sample" />
</group>
</tab>
</tabs>
</ribbon>
</customUI>
- 上書き保存して、ファイルを閉じる
- 上書き保存して"customUI.xml"を元あった"customUI"フォルダ内にコピーして、置き換える
- "プレゼン.pptm.zip"の".zip"を消して元のファイル名に戻す
- "プレゼン.pptm"を開くとタブの名前というタブ内のボタンが変わっている
変更手順としては以上です。
customUI.xmlを一旦デスクトップにコピーするのを忘れないようにして下さい。
この後は実際に変更した例を書いときます。
実際に変更した例
僕はいかにもって感じの"MacroPlay"を使っています。
2つ並べるとこんな感じ。
ボタンの大きさを変える
size="large"をlargeからnormalにすると表示されるアイコンが小さくなります。
normalサイズのボタンだと1列に3つまで入ります。
たくさんボタンを設置したいときにはこっちの方が見やすいです。
ちなにみcustomUI.xmlのコードはこんな感じ。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<customUI xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/2006/01/customui">
<ribbon startFromScratch="false">
<tabs>
<tab id="Tab1" label="タブの名前">
<group id="Group1" label="グループの名前">
<button id="Button1" label="マクロ1" imageMso="MacroPlay" size="normal" onAction="sample1" />
<button id="Button2" label="マクロ2" imageMso="MacroPlay" size="normal" onAction="sample2" />
<button id="Button3" label="マクロ3" imageMso="MacroPlay" size="normal" onAction="sample3" />
</group>
</tab>
</tabs>
</ribbon>
</customUI>
さらにgroupとtabも増やせばボタンの配置がさらに見やすくなります。
PowerPointだと、指定の大きさ、位置に画像を配置する、とか同じ大きさのテキストボックスを作る、とかって感じでボタンを増やしていくと分類が必要になる日が来るのかもしれません。
今回はこれで終わりです。
参考にして頂ければ幸いです。