スライドの向きを変えるマクロ、スライドのサイズを変えるマクロについて書いたので、スライド向きとサイズをいつでも一定にするアドインについて書きます。
PowerPointのスライドを横向き・縦向きに変える方法とマクロ - もめんの格闘日記
PowerPointのスライドのサイズを変える方法とマクロ - もめんの格闘日記
PowerPointはデフォルトのスライドの向きが横向き、サイズが"画面に合わせる"になっているので、いつでもA4横で使っている場合は新しいプレゼンテーションを開く度にサイズを変える必要があります。
A4縦で使ってたらもっとめんどうです。
リボンのカスタマイズする方法を使うとPowerPointを開いたときに向きやサイズを変えることができます。
- リボンをカスタマイズするときのcustomUI.xml中に初期値を設定するonLoadってのを入れて、それで参照する関数の中にスライドの向きとかサイズを定義します。
- そして、そのマクロが書かれているPowerPointをアドイン化して、アドインを読み込む。
- するとPowerPointを開いたときに自動で向きとかを変更してくれます。
なんのこっちゃらと思う方は、参考にさせて頂いたページを参照下さい。
[PowerPoint]ドキュメントを開いたときに自動的にマクロを実行する | 初心者備忘録
一応僕も過去記事があるので参考にどうぞ。
マクロを実行するボタンを追加する方法(その1) - もめんの格闘日記
PowerPointファイルのアドイン化 - もめんの格闘日記
custom.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<customUI onLoad="sample" xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/2006/01/customui">
上のonLoadの後の""に記述する関数名とVBAの関数名を同じにして下さい。
VBA
Public Sub sample(ribbon As IRibbonUI)
ActivePresentation.PageSetup.SlideOrientation = msoOrientationHorizontal
ActivePresentation.PageSetup.SlideSize = ppSlideSizeA4Paper
MsgBox "A4横にしました"
End Sub
このcustomUI.xmlとVBAを記述したPowerPointをアドイン(.ppam)として保存して下さい。
そして、"開発"タブの"アドイン"ボタンからアドインを読み込む。
そのとき"A4横にしました"とメッセージボックスが表示されればOKです。
"A4横にしました"ってのは確認用なので、鬱陶しければ消して、再度アドインとして保存して下さい。
あ、アドインを上書きするときは、アドインのチェックをはずしてからして下さい。
このアドインを読み込めば、新しいプレゼンテーションを開いてもA4横になっているはずです。
msoOrientationHorizontalをmsoOrientationVerticalにすれば縦向きになります。
これでいつでもA4で表示されるっーー!
って思ったのですが、落とし穴が。。。
使ってみてわかったのですが、これはPowerPointを起動したときだけマクロが動きます。
PowerPointを開いている状態で新規プレゼンテーションを開いてもA4にはなりませんでした。。。
な。。んだ。。。と。。。
悲しいことに、使い勝手はそこまでよくないですが、ちょっとだけサイズ変更の煩わしさから解消されると思います。
うーむ、残念。
今回はこれで終わりです。
よこくわからないことがあればコメント下さい。
ありがとうございました。